10月31日(金)、小平市にある東京都薬用植物園で見学会が開催されました。
当日は参加者13名、花咲案内人の職員の方のガイドで園内を1時間30分程見学しました。
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薬用植物園について・・・昭和21年設立以来、薬用植物を収集、栽培。平成15年度には、また健康安全研究センター内の組織として再編され、現在は主に、違法ドラッグや健康食品の指導・取締りに向けた植物鑑別等の試験検査、調査研究を行っている。また、園内の一般公開、薬草教室も開催され、薬用植物の正しい知識の普及に努めている。
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はじめに「薬事資料館」の展示室で薬草、毒草のお話の中でケシ、アサについての詳しい説明があり、5月には園内にあるケシ・アサ試験区で実際に囲い越しに見ることが出来、1日だけ中に入れる日があるそうです。有毒植物について、似ている形、似ている名前に注意すること。また調理方法や食べ方に注意する(ジャガイモ、ギンナン、白インゲン豆他)など、大変興味深くお話しを伺いました。
その後園内を温室、漢方薬原料植物区、有用樹木区、民間薬原料植物区、ケシ・アサ試験区、製薬原料植物区、染料・香料植物区、有毒植物区等、1時間ほど案内していただきました。
途中真っ赤に色付いたオオミサンザシの実や紫の花を付けたメキシカンブッシュセージが秋風にそよいでいました。
午後からは近くのレストランに移動して美味しいランチをいただきながら交流会が行われ、今回初めて参加された方や、毎年この植物園を楽しみにしておられる方など、和やかな雰囲気の中で情報交換が行われました。次回は是非ケシの花の咲く5月に訪れたいですね。 (林 記)
写真:上から。薬事資料館で。園内で参加者の集合写真。赤い実は大身サンザシ。中国産で果実は下痢止め等の目的で漢方処方に配合される。最下段はメキシカンブッシュセージ。