*「地域会議in 東京」が開かれました。


首都圏ネットの「地域会議in東京」は、師走の月に入った3日(土)、細田工務店・杉並リボン館会議室で会員、幹事ら総勢22名が参加して開かれました。
会議は参加者全員の自己紹介に始まり、2時間半にわたって「今後の会員間の情報共有や連携のありかた」をさぐる活発な質疑応答・意見交換がおこなわれました。 写真1

午後からは、「園芸福祉士が見た被災地レポート」と、同会場で「園芸用品ミニ・ミニバザー」=写真2=が開かれ、どちらも好評でした。(園芸福祉士が見た被災地レポートは、別項ご覧ください)

「園芸福祉士が見た被災地」~現地ボランティア体験をレポート

宮古駅前で(藤井さん)

「地域会議in 東京」では、午後の部は6名の園芸福祉が自らの現地に赴いたボランティア活動、視察、都心での活動などを報告しました。
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①林和美さん(神奈川)は、早くから現地へ行っていたが、震災直後は「花より生活物資」と感じていた。そのうち園芸家の柳生真吾さんらが提唱する「スイセンプロジェクトin 仙台」に加わり、その後も、『ビズ』主催の3.11ガーデンチャリティ」に参加した体験を報告。花と緑の力を信じて、「私にできること」をモットーに、これからも継続するという。

②五十嵐久美子さん(東京)は、仙台市若林区の仮設住宅に住む30名の被災者に、「植物のチカラで元気を!」と話しかけ、鉢植えをしながら行う「フラワーセラピー」活動に参加した体験を語った。「この花のように元気になるね!」。その笑顔はこちらが感動、やってよかったと思った。

③藤井康隆さん(千葉)は、まだ連絡もままならない被災1ヶ月後の4月に、所属する花の企画社社長とトラックに7000ポットの花苗や、野菜、日用品などを積んで宮古市へ飛んだ。市長はじめ現地の人々と駅前花壇に稙栽、復興を誓った。長嶋茂雄氏の応援メッセージも携え、喜ばれた。

④小清水征雄さん(神奈川)は、ボランティア活動ではないが、10月、「宮城県の漁業・農業の復旧、復興への取り組みと課題」がテーマのツアーフォーラムに参加、仙台・塩釜・石巻の現地をつぶさに視察、復興には長い時間と国の緊急かつ特別な支援の必要を感じた。

⑤川津晴美さん(東京)は、ドイツのお友達の「がんばれ!ニッポン」の絆が実った感動レポート。「お城を一周するごと支援金がふえる!」キャンペーンに、歯を食いしばって頑張る健気なドイツの子ども達のこころを伝いたいと、グロッセ・セツコ(岩手在住)さんを通じ陸前高田市の教育委員会が間に入って、ドイツの子達と交流しながら支援金を手渡すという体験。

⑥田畑正子さん(東京)は、都心のビルの屋上庭園(日本花の会管理)で活動している。近くのホテルに避難している福島人たちを招いて花とハーブティパーティーを開いた。福島に帰ったあとも、その交流はつづいている。

参加者からは、
「花や植物も被災害した!」、「小さい行動が大きな感動に!」、「自分で何ができるか?を常に考えよう!」といった声が寄せられました。(文責・岡田久男)

写真は、被災地ボランティアの報告会から(転載複写含む)。

第3回スキルアップ実践講座

■ ■ ~「持続性のある園芸福祉を考える」~ ■ ■

1.持続できる園芸福祉の要因を皆で 考える(ワークショップ)
2.エコな園芸資材・用品の紹介等々
3.挿し芽(木)の実習講座
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1.については浦安市での成功?事例を紹介し、そのあとグループ分けしワークショップ方式で、参加者それぞれの体験から、成功例や失敗例を出し合い、情報を共有化する。
2.地球にやさしいエコな園芸資材・用品の紹介等々
3.浜町公園内の「ふれあいの花壇」にあるローズマリーや各種ミントを使い、挿し芽の実習。
*講 師   室 洋 二
◆ 会場 : 中央区立総合スポーツセンター3F  第3会議室
*東京都中央区日本橋浜町二丁目59番 (TEL 03-3666-1501)
(公園からスカイツリーが見えます)
◆ アクセス : 都営地下鉄新宿線浜町駅すぐ または営団地下鉄日比谷線人形町駅、または営団地下鉄半蔵門線水天宮前駅 から甘酒横丁商店街を抜けて明治座前の緑道をさらに進んだ突き当り 徒歩約13分
駐車場あり(ただし有料)
◆ 日 時: 平成24年1月19日(木)   13:00~17:00
◆ 費 用 : 3000円(当日お支払ください)
◆ 参加者数 : 20名
◆ 持ち物 : はさみ、カッター、エプロン、ゴミ袋(1枚)、レジャーシート(小さいもの)、新聞紙(5枚)、)、作品(挿し芽)持ち帰り用袋、テイシュペーパー、筆記用具、園芸福祉士資格証(ネームプレートとして)
◆ 講座終了後、懇親会を予定しています(16時~16時50分)
問合わせ先 eメール syutoken@engeifukusi.com