<結果報告>スキルアップ実践講座 第1回 「精神障がい者と園芸を楽しむ」

◆平成24年10月27日(土)◆中央区浜町公園・浜町メモリアル集会室

今日の講師は、精神科病院で作業療法の一環として園芸福祉プログラムを実践している安田真澄氏。

二部構成の前半は、これまでの活動事例を中心に、①精神病院での活動②作業療法から得られるもの(書道療法との比較)③精神障がい者にとって園芸とは?④プログラム実践例⑤精神障がい者と園芸を楽しむ注意点(道具や言動、外作業で)⑥精神障がい者の現状とこれから(就労自立への動き等)についてのレクチャー。

刃物やヒモへの異常な関心、「捨てる、間引く、適当に」といった言葉も不敵語・・・などの解説に熱心に耳を傾けました。

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後半はペットボトルを使った花器づくりクラフトを楽しみました。浜町公園の「ふれあい花壇」で、思い思いの花を切ってフラワーアレンジに挑戦。ペットボトル全体は、樹木の養生用の麻布でくるみ、両端はシュロ縄でキャンディ包紙のように・・・

スタッフが用意したドライフラワーも使いながら、花壇から切ってきた草花をつかいアレンジして活ける。およそ40分程で出来上がり! どれひとつ同じものがない、とても個性的なナチュナルアート作品が完成しました。この後、互いに自分の作品意図を発表して鑑賞しあいました。

今回は、浜町公園の「ふれあい花壇」の皆さんも数名参加してくださり、素敵なコラボ企画となりました。参加者16名(岡田 記)

秋空の下、「わきii 農場」に集う。

首都圏ネット地域会議in神奈川が開催されました。

今回2回目となった地域会議in神奈川は11月3日(土)秋空の下、厚木の「わきii」の農場で開催されました。

お世話役を「わきii」の会長の飯田さんにお願いいたしました。今回会場となった農場は東京農大の敷地のすぐ下にあり、折しも農大の収穫祭で朝から賑わっていました。野外テントにテーブルとイスを準備。当日の参加人数は27名(内、園芸福祉士20名、その他農大関係3名、他4名)の賑やかな地域会議となりました。自己紹介、活動紹介にはじまり、昼食は手作りの豚汁、おにぎり、煮物、漬物、フルーツと盛り沢山。特に厚木育ちの野菜を使ってマキで炊いた豚汁は絶品でおかわりをする方が続室。皆さんお互いに打ち解け合い、今回初めて首都圏ネットの集まりに参加された方もおられましたが、お互い早速活動場所の見学を約束し合うなど大いに盛り上がりました。昼食後は「わきii」の農場で育てているパンジー、ビオラ、収穫したブロッコリーを希望者に安くで販売。採れたてのショウガのお土産もありました。その後は東京農大の「収穫祭」に移動して解散となりましたが、今回の地域会議を通じて地域力の強化と交流ができたことと思います。(林和美)

お世話役の飯田さんをはじめ、お手伝いいただいた「わきii」の皆様に感謝申し上げると共に神奈川の幹事の小清水さん、秦さん、淤見さんお疲れさまでした。